オハ64
かつて山陽本線兵庫から臨港の和田岬まで一駅、支線が延びていました。そこで活躍していたのが、珍車オハ64です。鋼体化改造車のオハ61(60?)を種車とし、車体中央に外吊り式のドアをぶち抜き車内はオリジナルのボックスシートを取っ払い一部にロングシートを設置した車輛です。山手線用の(ラッシュ時)椅子無し6扉サハが登場したとき戦災復旧車以来のような言い方をされていましたが、このオハ64も椅子こそついていますが、山手線の椅子無しサハよりもっと殺伐としていました。

最大の特徴の外吊りドアの外観はこんな感じで…

内から見るとこんな感じでした。もちろん手動。

中央のドアがなければ、オハ61。

キハ35ばりの外吊りドア。

室内はこんな感じで、ご覧のように、ホームの向きが決まっていたのでドアが開けられていたのは片サイドだけで、ドアのない方には、お飾り程度にロングシートが設置されていました。よく見ると窓に手摺が設置されているようですね。立ち客前提の作りです。

朝夕の通勤時間帯に何往復か運転されていました。機回しの手間を省くためと思われますが、DD13のプッシュプルで運転されていました。

撮影はおそらく昭和54年だと思います。以前「現在は線区ごと廃止されてしまったよう」と書きましたがご指摘を受け、誤りに気付きました。廃止されたのは尼崎から尼崎港に延びていた福知山線の支線の方でこの和田岬線(正確には山陽本線の支線)は、現在もあるようです(同時に書き出しの文も訂正。和田岬線は尼崎からではなく兵庫からでしたね)。また車輛はオハ64の後キハ35に変わり現在は電化され103系が走るそうです。世の中移り変ってますね。